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キッチンリフォームは住みながらでも可能?メリット・デメリットから工事の流れまで徹底解説!

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キッチンリフォームは住みながらでも可能?メリット・デメリットから工事の流れまで徹底解説!

キッチンの見栄えや使い勝手を向上させてくれる、住宅のキッチンリフォームですが、実際にリフォームする上で問題になるのが、リフォーム中の住まいについてではないでしょうか。

キッチンリフォームを検討している方の中には、リフォーム期間中も今の家に住み続けたいと考えている方も少なくないかと思いますが、以下のような、疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか?

「そもそもリフォーム期間中も住み続けることはできるの?」

「住み続ける場合、キッチンを使うことはできるの?」

そこで本記事では、今の住宅に住み続けながらのキッチンリフォームについて詳しく解説します。

キッチンリフォームを行う際、今の住宅に住み続けながらリフォームしてもらうことは可能なのかという点に触れながら、そのメリット・デメリットやリフォーム期間中の過ごし方などについて解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

キッチンリフォームは住みながらでもできる?

キッチンリフォームは住みながらでもできる?

今の家に住み続けながらのキッチンリフォームを検討する上で気になるのが、「そもそも住宅のキッチンリフォームは住みながらでも行えるのか」という点についてでしょう。

結論から言うと、多少の不便は強いられるものの、リフォーム期間中も今の家の住み続けることは可能です。

ただし、間取りの変更を伴うような住宅全体のリフォームの場合は対象の箇所が広範囲になるため、仮住まいを用意しなければなりませんが、キッチンリフォームではキッチンまわりがリフォームの対象箇所となるため、住み続けながらリフォームを進めることができます。

ただし、リフォーム期間中はキッチンを使用できなくなるので、キッチンを使えない前提で生活するようにしなくてはいけなくなる点には注意が必要です。

住みながらキッチンリフォームを行うときの工事の期間と流れ

今の家に住み続けながらキッチンリフォームを行うつもりなのであれば、工事の期間と流れについても把握しておくべきです。

ここでは、リフォームの規模別に、工事の期間と流れを解説していきます。

キッチンの交換などの小規模なキッチンリフォーム

古くなったキッチンを新しいものに交換するような小規模なキッチンリフォームの場合、工事の期間は5日程と短めです。

工事の流れはリフォームの内容によって異なりますが、シンクを新しいものに交換するキッチンのリフォームは以下のような流れで進められます。

  1. 養生
  2. 既存のキッチンの解体
  3. 給排水管やガス管、電気配線の仕込み
  4. 新しいキッチンの搬入・設置
  5. 給排水管やガス管の接続

キッチンの交換に伴ってキッチンまわりの壁紙を張り替える場合は1週間程、床材を張り替える場合は10日程かかることもあります。

キッチンの位置の変更など大規模なキッチンリフォーム

キッチンのリフォームを検討している方の中には、壁付けのキッチンをアイランドキッチンや対面キッチンに変更するなどキッチンの位置を変更したいと考えている方もいるかと思います。

ただ、そのようなリフォームの場合は配管の位置も変更しなければならず、大規模な工事になるため、工事の期間も長くなる傾向があります。

キッチンの位置の変更などを含む大規模なキッチンリフォームは、以下のような流れで進めていきます。

  1. 養生
  2. 既存のキッチンの解体
  3. 配管の位置調整・給排水管やガス管、電気配線の仕込み
  4. 床材の張り替え
  5. 新しいキッチンの搬入・設置
  6. 給排水管やガス管の接続
  7. 壁紙の張り替え

キッチンの位置を変更するような大規模なリフォームの場合、配管の位置調整も行わなければならならず、床材の張り替え範囲によっては工期も10日~2週間程と長くかかることもあります。

キッチンの位置の変更など大規模なキッチンリフォーム

住みながらキッチンリフォームを行うメリット・デメリット

住みながらキッチンリフォームを行う方法には、メリットもあればデメリットもあります。

住みながらリフォームするべきかどうかで悩んでいるのであれば、メリットとデメリットを比較しながら検討するべきです。

では、住みながらキッチンをリフォームするメリットとデメリットについて詳しく解説します。

住みながらキッチンリフォームを行うメリット

住みながらキッチンリフォームを行うことの主なメリットとして挙げられるのは、以下の3点です。

  • 費用を抑えられる
  • 生活する空間やスタイルの変化を最小限に抑えられる
  • 工事の進捗を確認できる

仮住まいを用意する方法の場合、初期費用や家賃、引っ越し費用などさまざまな費用が発生しますが、今の家に住みながらキッチンリフォームを行う方法の場合はこれらの費用がまるまる浮くことになり、リフォームによって発生する費用を大幅に抑えられるようになります。

また、多少の不便さを感じることにはなるものの、環境を大きく変えずに住むので、生活空間やスタイル、リズムの変化を最小限に抑えられるというメリットもあります。

また、工事の進捗を自分の目で確認できる点もメリットの一つです。

住みながらキッチンリフォームを行うデメリット

さまざまなメリットが期待できる住みながらのキッチンリフォームですが、デメリットが無い訳ではありません。

住みながらキッチンリフォームをする上で注意しなければならないデメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

  • 料理や洗い物はできない
  • 騒音やほこりに悩まされる可能性がある
  • 人の目を気にしながら生活しなければならない

キッチンリフォームは、住みながら行うことこそできますが、当然ながらリフォーム期間中にキッチンを利用することはできません。

リフォーム期間中は、料理はもちろん洗い物もできなくなってしまうので注意が必要です。

また、リフォーム中はキッチンを解体する音や新しいキッチンを設置する音など、さまざまな騒音が発生します。

さらに、日中は職人さんが作業している中で生活しなければいけません。

リフォーム期間中も家に住み続けるということは、騒音の中で生活をしたり、職人さんの目がある中で生活しなければならないということになるので、それらも注意が必要です。

住みながらキッチンリフォームを行うデメリット

住みながらキッチンリフォームを行う場合の過ごし方

今の家に住み続けながらキッチンリフォームを行いたいと考えているのであれば、住宅での過ごし方についても把握しておかなくてはいけません。

特に意識するべきポイントとしては、以下の4点が挙げられます。

  • 食事は外食や中食がメイン
  • 洗い物は極力出さない
  • 対象箇所以外の移動や利用は自由
  • 外出する際は貴重品を持って出かける

それぞれ詳しく解説します。

食事は外食や中食がメイン

デメリットの一つとしても紹介した通り、リフォーム期間中はキッチンを利用できなくなるため、食事は外食や中食がメインになります。

普段の生活スタイルにもよりますが、自炊しているお宅の場合、リフォーム期間中は食費がかさむことになるため注意しなくてはいけません。

スーパーなどで惣菜を購入する中食であれば外食よりも安く抑えられますが、それでも自炊よりは高くなるので、その点も踏まえながらリフォームの予算を組むようにしましょう。

小規模なリフォームであれば、5日程で済むため極端に食費が増えることはありませんが、工期が1ヶ月になるような大規模なリフォームの場合、毎日外食や中食にすると結構な金額になるので注意しましょう。

洗い物は極力出さない

リフォーム期間中はキッチンを使えなくなるので、料理ができなくなるだけでなく洗い物もできなくなります。

そのため、洗い物を極力出さないようにしなくてはいけません。

普段使用する食器を紙コップや紙皿に変更し、お箸やスプーン、フォークも紙やプラスチック製のものに変更しましょう。

「洗面台や浴室で洗えば良いのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、洗い物のときに出る食べかすや油で配管を劣化させたりつまらせる可能性があるので、キッチン以外では洗い物を行わないようにしてください。

洗い物は極力出さない

対象箇所以外の移動や利用は自由

今の家に住み続けながらキッチンをリフォームする場合、リフォームの対象となる箇所以外は自由に移動できますし、利用もできます。

リフォームが完了するまではキッチンへの移動や利用は制限されるため多少不便にはなりますが、キッチン以外の箇所ではいつも通り生活できるので、そこまで不便に感じることはありません。

外出する際は貴重品を持って出かける

キッチンリフォームを含む住宅のリフォームでは、職人など家族以外の人が頻繁に出入りするようになります。

そのため、防犯も意識しなくてはいけません。

実家など貴重品を預けられる場所がある場合は預けるようにして、預ける場所がない場合や預けるのが難しい貴重品については、外出時に持って出かけるようにしてください。

住みながらのキッチンリフォームをスムーズに進めるためのポイント

今の家に住みながらキッチンリフォームを行うのであれば、リフォームをスムーズに進めるためのポイントについても押さえておくようにしましょう。

住みながらのキッチンリフォームをスムーズに進めるためのポイントとしては、以下の3点が挙げられます。

  • リフォーム中の過ごし方をシミュレーションしておく
  • 事前にキッチンまわりを整理しておく
  • わからないことはリフォーム会社に相談する

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

リフォーム中の過ごし方をシミュレーションしておく

今の家に住みながらのキッチンリフォームでは、料理や洗い物ができないなど多少不便になる部分もあります。

そのため、リフォームする際は、リフォーム中の過ごし方をシミュレーションしておくなどの対策が必要です。

リフォーム中の食事をどうまかなうのかや貴重品の持ち出しに関するルールを決めるなどして、実際にリフォームが始まってからもスムーズに生活できるようシミュレーションしておきましょう。

リフォーム中の過ごし方をシミュレーションしておく

事前にキッチンまわりを整理しておく

キッチンのリフォームをスムーズに進めたいのであれば、業者が入る前にキッチンまわりを整理しておくようにしましょう。

キッチンのまわりにものが置かれていたり、キッチンの引き出しの中にものが入っていたりすると、業者が作業を進められなくなり、工事に着手するのが遅くなってしまう可能性があります。

リフォーム工事をスムーズにすすめるためにも、着工前までにキッチンまわりを整理しておくようにしてください。

わからないことはリフォーム会社に相談する

キッチンリフォームは基本的に住みながら行えるようになっていますが、リフォーム会社によって判断が異なる場合がありますし、住宅の構造やリフォームの内容によって住みながらのリフォームが難しい場合もあります。

また、住みながらリフォームできるのかという点以外にも不明点や疑問点が出てくるかと思いますが、キッチンリフォームに関する疑問点や不明点は、プロであるリフォーム業者に相談するのが一番です。

なるべく早いタイミングでリフォーム業者に問い合わせて、確認したり相談したりするようにしましょう。

まとめ

住宅のキッチンリフォームは住みながら行うこともできます。

今の家に住み続けながらリフォームする方法には、

  • 費用を抑えられる
  • 生活する空間やスタイルの変化を最小限に抑えられる
  • 工事の進捗を確認できる

など、さまざまなメリットがあるので、ぜひ前向きに検討してみてください。

ただ、リフォーム業者によっては住みながらのリフォームを断られてしまう可能性がありますし、住宅の構造やリフォームの内容によっては住みながらのリフォームが難しいと判断されてしまうこともあります。

また、住みながらのキッチンリフォームにはデメリットもあるので、なるべく早いタイミングでリフォーム業者に問い合わせを行い、相談しながら進めるようにしましょう。

キッチンリフォームは住みながらでも可能?メリット・デメリットから工事の流れまとめ

この記事の監修者

記事の監修者

玉置容子

株式会社ヤマヒサにて25年以上にわたり勤務する中で、新築注文住宅のインテリアコーディネーターとして長く従事し(500棟以上)、その後のリノベーションのプランニングやリフォーム提案営業などの様々な経験をを活かし、現在はマーケティングを担う部門にて、戸建並びにマンションのリフォーム・リノベーションなどのウェブプロモーションを担当しています。
【保有資格】
2級建築士 インテリアコーディネーター 色彩検定2級