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知っておきたいトイレリフォーム!種類・特徴・選び方を徹底解説

トイレリフォームの種類・特徴・選び方

トイレは毎日欠かせない設備ですが、「最近ちょっと古くなってきたな」と感じることはありませんか?

長く使っていると、劣化して見た目が気になるだけでなく、機能が低下して快適さも失われてしまいます。

そんなときこそ、トイレリフォームを考えるタイミングです。

最近のトイレはとても便利で、フチがないデザインや汚れにくい素材を使っているため、掃除がとても楽になります。

この記事では、「どんなトイレを選べば良いのか」「リフォームを始めるには何から手を付ければ良いのか」といった疑問にお答えします。

リフォームを成功させるためのポイントや選び方を詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください!

トイレリフォームの種類と選び方のポイント

トイレリフォームには、大きく4種類あります。

・トイレ本体の交換

・トイレの内装リフォーム

・トイレのバリアフリー対応

・トイレの節水・省エネリフォーム

実際にトイレリフォームする際は、どのような目的でリフォームを行うのかを踏まえ、希望に合ったトイレリフォームをしていきましょう。

トイレ本体の交換

種類

トイレ本体の交換には、大きく3種類あります。

・タンクレストイレ

・一体型トイレ

・組み合わせトイレ

トイレ本体の種類ごとにその特徴をご紹介します。

  • タンクレストイレ

タンクがなく、水を直接給水するタイプで、スッキリとしたデザインが特徴です。

省スペースであり、掃除のしやすさや清潔感を保ちやすい点が魅力です。

一方で、手洗器を別に設置する必要がある場合があることや水圧の低い場所では設置が難しいという制約があります。

また、初期費用は比較的高めになる点も考慮が必要です。

トイレの種類 タンクレストイレ
  • 一体型トイレ

便器・タンク・便座が一体化した一体型トイレは、シンプルな見た目と安定した性能を兼ね備えています。

スタイリッシュなデザインで、最新の機能を備えたモデルも多く、デザイン性と実用性を両立したい方におすすめです。

一方で、故障した場合は部分的な修理が難しく、場合によっては本体ごと交換する必要があるため、メンテナンス性も選ぶ際のポイントになります。

トイレの種類 一体型トイレ
  • 組み合わせトイレ

便器とタンクが別々になった伝統的なタイプで、パーツ交換がしやすく、コストを抑えたい場合に向いています。

他のタイプと比べるとデザイン性に欠ける場合があり、タンク部分がスペースを取るためトイレ空間を広く見せにくいというデメリットもあります。

選び方のポイント

トイレの使用頻度や家族構成に合ったタイプを選ぶことが大切です。

例えば、家族が多い場合は掃除が簡単なタイプを、高齢者がいる家庭では使いやすい高さや手すりの設置が必要です。

また、排水方式(床排水・壁排水)の確認や、節水性能や掃除のしやすさも選ぶ際の重要なポイントです。

トイレの種類 組み合わせトイレ

内装リフォーム

トイレの内装リフォームは、見た目の美しさを整えるだけでなく、使いやすさや掃除のしやすさを大きく向上させる重要なポイントです。

以下に、代表的なリフォームの種類とその特徴をご紹介します。

種類

内装リフォームには、大きく3つの種類があります。

・床材の張り替え

・壁紙の張り替え

・照明の変更

内装リフォームの種類ごとにその特徴をご紹介します。

  • 床材の張り替え

トイレの床は、水や汚れがつきやすい場所のため、耐水性や汚れに強い素材を選ぶことが大切です。

特に、クッションフロアやタイルは人気で、掃除がしやすく、デザインも豊富なため、トイレ空間を好みに合わせてアレンジすることが可能です。

また、滑りにくい素材を選ぶことで、安全性を高めることもできます。

  • 壁紙の張り替え

壁紙を新しくすることで、トイレの印象を大きく変えることができます。

汚れがつきにくいビニールクロスはメンテナンスが簡単で、特に防臭や防カビ機能を備えた壁紙は、トイレを清潔で快適な空間に保つのに効果的です。

また、アクセントクロスを使うことで、トイレ全体におしゃれな雰囲気を加えることも可能です。

トイレ 壁紙リフォーム
  • 照明の変更

照明を工夫することで、トイレの明るさや雰囲気を大きく変えることが可能です。

LED照明は省エネ性が高く、長寿命であるため、実用性と経済性の両方を兼ね備えています。

また、間接照明を活用すると、光が壁や天井に反射し、柔らかく均一な光を空間に広げる効果があります。

落ち着いた雰囲気でトイレ空間をより上質で心地よいリラックス空間へと仕上げ、空間全体に洗練された特別な印象を与えることができます。

選び方のポイント

内装リフォームを成功させるには、清掃性や耐久性を重視し、汚れに強い床材や壁紙を施工することで、掃除が楽になり清潔な状態を保てます。

また、デザインの統一感を持たせることで、トイレ全体の雰囲気がアップし、床材や壁紙、照明の色や質感を調和させると、インテリアとしても魅力的な空間に仕上がります。

狭いトイレでは、明るい照明を選ぶことで広く感じさせる効果が期待でき、色味や光の使い方を工夫することで、より雰囲気を演出できます。

トイレ 間接照明

バリアフリー対応

種類

  • 手すりの設置

便座の横や立ち上がりやすい位置に手すりを設置することで、ご高齢の方にとっても安心して利用できる安全性が向上します。

  • 段差の解消

床をフラットにすることで、車椅子や杖を使用される方にも配慮した使いやすい環境を提供します。

  • 引戸への変更

開閉時にスペースを必要としない引戸にすることで、ご高齢の方でも楽に出入りができるようになります。

選び方のポイント

利用する方の身体状況や将来のライフスタイルを十分に考慮して、必要な設備を選びましょう。

トイレ バリアフリー化

節水・省エネリフォーム

種類

  • 節水型便器の導入

従来よりも少ない水量で洗浄できる便器は、水道料金の節約に効果的です。

  • 省エネ型温水洗浄便座の導入

瞬間暖房機能やタイマー節電機能が付いた製品は、電気代を抑えることができます。

選び方のポイント

初期費用だけでなく、長期的なランニングコストを考えて製品を選びましょう。

節水型便器なら、年間どれだけ水道料金を削減できるか確認するのもよいでしょう。

トイレ交換前の準備事項

トイレ交換前には以下のような事前準備が必要です。

・排水方式の確認

・電源の確認

・内装や配管等の状態を確認

以下に、トイレ交換前の準備事項を詳しくご紹介します。

排水方式の確認

トイレを交換する際、まず確認したいのが排水方式です。

排水方式には主に、床排水と壁排水の2種類があります。

  • 床排水

排水口が床にあるタイプで、主に戸建て住宅で使用されています。

  • 壁排水

排水口が壁側にあるタイプで、マンションや集合住宅に多く採用されています。

現在の排水方式と新しいトイレの排水方式が合わない場合、配管工事が必要になることがあります。

場合によっては設置ができないこともあるため、トイレを選ぶ前に、今の排水方式をしっかり確認しておきましょう。

電源の確認

温水洗浄便座や暖房便座を取り付ける際には、トイレ内に電源(コンセント)が必要です。

もしコンセントがない場合は、新しく設置する工事が必要になり、コンセントがあっても電源の容量に余裕がないと、使用中にブレーカーが落ちるなどのトラブルが発生する可能性があります。

リフォームを計画する際には、コンセントの有無だけでなく、電源容量もしっかり確認しましょう。

内装や配管等の状態を確認

トイレを交換するときは、便器だけでなく、床や壁の状態も確認しましょう。

床材が劣化していたり、壁に汚れやダメージが目立つ場合は、内装リフォームも同時に行うと仕上がりが美しく、統一感が生まれます。。

また、給水管や排水管が古くなっている場合は、トイレ交換と同時に配管の交換を行うと、将来的なトラブルを防ぐことができます。。

特に築年数の経過した住宅では、配管の劣化が進んでいるケースが多いため、施工業者に相談して必要なメンテナンスを進めるのがおすすめです。

トイレ アフターメンテナンス

トイレリフォームをするメリット

トイレをリォームすることで、以下のようなメリットがあります。

・デザイン性の向上

・清掃性アップ

・節水効果

以下に、トイレをリフォームするメリットを詳しくご紹介します。

デザイン性の向上

最新のトイレ設備は、デザイン性に優れた選択肢が豊富です。

タンクレスタイプや一体型トイレは、すっきりとしたフォルムで空間を広く見せるだけでなく、インテリアとしても調和する洗練されたデザインが魅力です。

また、カラーや素材のバリエーションが豊富で、住まいのテーマに合わせたトイレ空間を作ることができます。。

清掃性アップ

清掃性が大幅に向上する点も、トイレリフォームの大きな魅力です。

フチなし便器や防汚加工された便器は汚れがつきにくく、掃除が簡単です。

また、タンクレストイレは隙間が少ない構造のため、埃や汚れが溜まりにくく、清潔を保ちやすくなっています。これにより、日々の掃除の手間を大幅に減らせます。

節水効果

最新のトイレは、少ない水量で効率的に洗浄できる技術が搭載されています。

従来のトイレでは1回の使用で10~15リットルの水を消費していましたが、最新モデルではわずか3~5リットル程度で洗浄可能です。

このおかげで、水道料金を大幅に節約できるうえ、環境にも優しい選択と言えます。

トイレリフォームで失敗しないためのポイント

トイレをリフォームで失敗しないためのポイントとして、以下のような点があげられます。

・デザイン性の向上

・清掃性アップ

・節水効果

以下に、トイレリフォームで失敗しないためのポイントを詳しくご紹介します。

将来のことも考えたリフォーム

トイレリフォームを計画する際は、現在の生活だけでなく、将来の家族構成やライフスタイルの変化も考慮しましょう。

例えば、高齢の家族がいる場合には、立ち座りが楽になるよう手すりを設置したり、段差をなくしたりする工夫がおすすめです。

また、バリアフリー対応の設備を選んでおけば、子どもの成長や介護が必要になったときも安心です。

将来を見据えた計画を立てることで、長く快適に使えるトイレを実現できます。

トイレ 将来を考えてバリアフリー化

予算とのバランス

トイレリフォームの費用は、選ぶ設備や工事内容によって大きく変わります。

最新の高機能トイレは初期費用が高く感じるかもしれませんが、節水や省エネ性能が優れており、長期的には水道代や電気代の節約につながります。

まずは必要な機能をリストアップし、優先順位をつけて予算内で計画を立てることが大切です。

また、内装リフォームも一緒に行う場合は、全体の費用を把握しながら進めましょう。

信頼できる業者の選定

トイレリフォームを成功させるには、信頼できる業者を選ぶことがとても重要です。

過去の施工事例が豊富な業者は経験が多く、安心して任せられます。

写真などで具体的な施工事例を見せてもらうと、仕上がりのイメージがつかみやすくなります。

また、見積もりが分かりやすく、どの部分にどれくらいの費用がかかるのかを丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。

不明点があれば遠慮なく質問し、納得した上で契約を進めることが重要です。

さらに、アフターサービスが充実しているかどうかも確認しておくと安心です。

リフォーム後に不具合が生じた際に迅速に対応してくれる業者であれば、長く安心して使い続けられます。

トイレリフォーム 信頼できる業者

まとめ

トイレリフォームは、日々の暮らしをより快適にするための大切な一歩です。

古い設備を新しくするだけでなく、節水や省エネ性能が高い最新のトイレを導入することで、使いやすさだけでなく水道代や電気代の節約にもつながります。

また、掃除が楽になるデザインや、将来を考えたバリアフリー対応など、リフォームの選択肢は幅広く、自分たちの暮らしに合った空間を作ることができます。

リフォームを成功させるためには、排水方式や電源、床や壁の状態などを事前に確認し、自分たちのライフスタイルに合った設備を選ぶことがポイントです。

さらに、信頼できる業者を選び、しっかりと相談することで、安心してリフォームを進められます。

カラコルでは、経験豊富な専門スタッフが、一人ひとりのご要望やご予算に合わせた最適なリフォームプランをご提案します。

トイレ空間のリフォームを通じて、毎日の暮らしをより豊かにしていきましょう。

トイレリフォーム

この記事の監修者

記事の監修者

玉置容子

株式会社ヤマヒサにて25年以上にわたり勤務する中で、新築注文住宅のインテリアコーディネーターとして長く従事し(500棟以上)、その後のリノベーションのプランニングやリフォーム提案営業などの様々な経験をを活かし、現在はマーケティングを担う部門にて、戸建並びにマンションのリフォーム・リノベーションなどのウェブプロモーションを担当しています。
【保有資格】
2級建築士 インテリアコーディネーター 色彩検定2級