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トイレ交換でリフォーム業者を選ぶポイントとは?失敗しないためのコツについて

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トイレ交換でリフォーム業者を選ぶポイントとは?失敗しないためのコツについて

トイレ交換のリフォームを考えた時には、安心して工事を任せられる業者を探す必要があります。

適正価格で丁寧な施工をしてくれる業者なら、期待通りの仕上がりが期待できるでしょう。

今回の記事では、トイレ交換を予定している方に向けて、業者選びのポイントやトイレ交換に必要な費用の相場をまとめました。

トイレリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Contents

トイレを交換するメリットとは?

トイレを壊れるまで使用せずに交換するのは、「もったいない」と考える方もいるようです。

しかし、トイレは日々複数のメーカーで新しい商品が開発・販売され、常に機能がアップデートしているのです。

例えば、お掃除機能や除菌機能の搭載・節電節水機能を向上などの高性能なトイレを自宅に取り入れれば、よりトイレ空間を快適かつお手入れを楽にする・水道光熱費を節約する効果が期待できます。

特にトイレを使用する家族の数が多いほど、このような新機能により得られるメリットが大きくなると考えられます。

また、トイレが自宅に1つしかない場合、古いトイレが急に故障してしまった時に、家族の日常生活に支障が出ます。

トイレは定期的にメンテナンス・交換するべきだといえるでしょう。

トイレ交換が必要なタイミング

トイレの調子が悪い時には、トイレ交換の検討が必要になります。

具体的なトイレの不調サインは、以下を参考にしてください。

  • 便器がひび割れている
  • 便器の汚れが落ちにくくなった
  • 便器やタンクから水漏れが起こっている

また、和式トイレから洋式トイレへの変更を希望する時にも、トイレの交換と内装設備工事が必要です。

トイレ交換を依頼できる業者の種類

トイレ交換を依頼できる業者は、大きく分けて次の4種類です。

それぞれの業者の特徴を知り、自分たちの依頼先はどこが最適であるか考えてみてください。

工務店・ハウスメーカー

工務店・ハウスメーカーにトイレ交換を依頼する場合、トイレ全体のリフォームや間取り変更も検討できます。

特に住宅を建てた工務店・ハウスメーカーであれば、すでに自宅の構造を把握してくれていることから、スムーズに話を進められるでしょう。

ただし、工務店・ハウスメーカーは基本的に大規模工事をメインとして業務を請け負っています。

トイレ交換のみの工事は対応できない可能性があるでしょう。

リフォーム会社

リフォーム会社はトイレを含むリフォーム工事のプロフェッショナルであり、トイレ交換のみだけでなくトイレ内の床・壁などのリフォームにも対応可能です。

多くの業者はトイレ交換の実績が豊富であり、さまざまなアドバイスを受けられるでしょう。

安心して工事を任せやすいですが、家電量販店などに比べると工事費用が高めに設定されているケースが多いです。

ホームセンター・家電量販店

ホームセンターや家電量販店にも、トイレ交換を依頼できます。

店内で実際の商品が展示されていることが多いため、実物を見た上で商品選びができるでしょう。

取扱商品は低価格帯のリテール品がメインになりますが、「とにかく安くトイレを交換したい」と考えている方におすすめです。

しかし、工事は外部委託になることから、店頭でスタッフに質問をしても明確な返答が得られない可能性があります。

水道修理業者

水道修理業者は水回りのトラブル専用の業者だと考えている方が多いですが、トイレ交換などの工事も対応しているケースがあります。

水道修理業者はトイレを含む水回りの知識が豊富で、迅速な対応が期待できます。

ただし、あくまで修理をメインに営業している業者が多いことから選択可能なトイレの機種が限られる・トイレ空間全体のリフォームやデザインの提案には対応していないと考えておきましょう。

水道修理業者

シーン・ニーズ別:トイレ交換を依頼する業者の選び方

トイレ交換のシーン・ニーズ別におすすめできる業者を紹介します。

便器のみを交換したい/トイレ全体をリフォームしたい

トイレ全体ではなく便器のみの交換を希望している場合には、ホームセンター・家電量販店・水道修理業者を選びましょう。

逆に、トイレ全体をフルリフォームしたいと考えている方には、工務店・ハウスメーカーへの依頼をおすすめします。

また、リフォーム会社はどちらの希望にも対応可能です。

トイレ交換の規模を決めかねているという方は、リフォーム会社に相談してみると良いです。

とにかく工事にかかる費用を抑えたい

トイレの性能やスペックにこだわりはなく、「とにかく安くトイレ交換を済ませたい」と考えている方には、ホームセンター・家電量販店をおすすめします。

ホームセンター・家電量販店の店頭には、シンプルな機能を搭載した比較的手頃な価格の商品が並び、気軽にトイレ交換ができるシステムが整っています。

とにかく早くトイレ交換工事を終わらせたい

トイレがすでに壊れてしまっている場合には、スピード感を持ってトイレ交換をしなければいけません。

「とにかく早くトイレ交換を済ませたい」方は、水道修理業者やリフォーム会社に相談しましょう。

依頼の際には、すぐに工事を始めてほしい旨を伝えましょう。

信頼できる業者を見つける時に知っておくべきポイント

トイレ交換を検討しているときに、信頼できる業者を見つけるためには、以下のポイントを意識すると良いです。

取扱商品が多い・希望する商品を扱っている

トイレは、TOTO ・LIXIL・パナソニックなど複数のメーカーで開発・販売されており、幅広いラインナップがあります。

しかし、業者によって取扱い可能なメーカーまたは商品が限られる場合もあります。

選択できる商品が少ない業者を選んでしまうと、家族に最適なトイレを設置できません。

トイレ交換の業者選びをする時には、選択可能なメーカー・商品について事前に確認しておきましょう。

事前に希望する商品を決めておくと、話をスムーズに進められます。

工事に必要な許可を取得している

日本では、工事請負金額が税込500万円以下の工事に建築業許可が必要ありません。

しかし、建築業許可を取得している業者は、大規模修繕の実績や経験も豊富であると考えるべきです。

また、水道メーターより一次側に位置する配管工事・大規模な配管の新設や変更工事では、指定給水装置工事事業者の認可が必要になります。

工事内容によって工事に必要な許可の種類は異なりますが、公式サイトなどで業者が取得している許可証の種類を把握しておくとよい良いでしょう。

見積書に工事費用が詳しくまとめられている

見積書の質は業者によって大きく異なります。

総額のみが記載され、内訳が分からないような見積書では、誰もが不安を感じてしまうでしょう。

業者から見積書を受け取った時には、商品の希望小売価格・割引率・販売価格・工事費用などが読み取れるかチェックしてください。

良心的な業者は、分かりやすい見積書を提示してくれるものです。

見積もり金額に妥当性がある

トイレ交換のリフォームにかかる費用は業者によって変わります。

複数の業者から相見積もりをとり比較する・事前に工事費用の相場を把握しておくことで、相場より高すぎる・安すぎる上のデメリットがある業者を選んでしまう問題を防げるでしょう。

見積もり金額に妥当性がある

追加請求について明確な回答がある

見積もりの段階では相場より安かった工事費用が、追加請求によって高額になってしまうケースもあります。

業者を選ぶ際には、追加請求の可能性について事前に確認しておきましょう。

もちろん、工事をスタートしてから何らかの問題が発覚する可能性は否定できませんが、追加請求について明確な返答をしてくれない業者は、避けるべきです。

施工例やユーザーレビューを確認できる

業者の公式サイトなどで、これまで手がけた施工例やユーザーレビューを確認します。

多くの施工例は施工前/施工後の写真が掲載されていることから、仕上がりをイメージしやすくなるでしょう。

自宅のトイレの状態や自分たちの希望に近い施工例を参考に、工事の計画を立てるという方法もあります。

実際の利用者の口コミを確認できる

インターネットに口コミを投稿することが一般的になった今では、会社名でインターネット検索をするだけで実際の利用者の生の声を確認できます。

口コミの中には実際の利用者以外のコメントが含まれている可能性もありますが、極端に悪い口コミばかりが集まっている場合は、注意するべきだと考えましょう。

アフターフォロー体制や保証が用意されている

トイレ設備は毎日使うものであり、リフォーム後数年で壊れてしまう状態は避けなければいけません。

しかし、どのような工事・設備にも不具合が発生する可能性があります。

トイレ本体のメーカー保証の他に、施工店の方で延長保証があるか・どのようなアフターフォローを用意しているのかを確認し、工事完了後も長期的に安心して過ごせるようにしましょう。

格安でトイレ交換を依頼する時に知っておくべき注意点

相場よりも安い金額でトイレ交換工事を請け負っている業者に工事を依頼してしまうと、次のような問題が起こる可能性があります。

  • 見積もりに含まれていなかった追加費用を工事後に請求される
  • 保証やアフターフォローが不足している
  • 工事完了後に業者が倒産してしまいアフターフォローを受けられなくなる
  • 工事を手抜きされる

リフォームは「安いほどよい」のではなく、相場を理解した上で妥当性のある金額の業者に工事を依頼するべきです。

トイレ交換工事にかかる費用を抑えるコツ

トイレ交換工事にかかる費用を可能な限り少なくしたいと考えている方は、以下の点を意識してトイレ交換を依頼すると良いでしょう。

  • 必要な工事のみに絞る
  • シンプルな機能を搭載したトイレ本体を選ぶ
  • 地元の業者に工事を依頼して出張費や諸費用を抑える

リフォーム工事というと、あれもこれも修繕したくなってしまうものですが、工事範囲を最小限にする・導入設備を節約することで、工事にかかる費用を大幅に抑えられます。

トイレ交換工事にかかる費用を抑えるコツ

トイレの交換時に知っておくべきトイレの種類別のメリット・デメリット

トイレは大まかに以下の3タイプに分類できます。

それぞれの種類にメリットとデメリットが存在するため、自分たちに適したトイレ設備は何か事前に考えておきましょう。

セパレート便器

セパレート便器は、便器・タンク・便座がそれぞれ分離しているタイプのトイレです。

その構造上、隙間や凹凸が多くて掃除しにくい・シンプルなデザインになりにくいなどのデメリットはありますが、各部位のみを簡単に交換できるため、長期的に見たコストパフォーマンスがよいタイプです。

セパレート便器

一体型トイレ

一体型トイレは組み合わせ便器と逆のタイプのトイレであり、便器とタンクが一体化しています。

便座のみが故障した場合もタンクごとトイレを交換する必要がありますが、すっきりとした見た目でいて掃除がしやすいという特徴があります。

一体型トイレ

タンクレストイレ

タンクレストイレはトイレの後方にタンクがなく、水道管から直接水を流すタイプのトイレです。

スタイリッシュな印象を演出でき、トイレ空間を広く使えるだけでなく、連続して水を流せる・トイレ掃除がしやすいなどのメリットがあります。

ただし、他のタイプのトイレと比較して高額な商品が多く、手洗い器を別に設置することになるため、スペースが必要になり価格もさらに高くなります。

タンクレストイレ

トイレ交換にかかる費用の相場

ここでは、トイレ交換リフォームにかかる費用の相場をまとめました。

工事のコストは現在のトイレの状態・工事の範囲・選択するトイレの種類によって大きく異なります。

より詳しいコストを知りたい方は、業者に依頼して見積もりをとってください。

トイレ交換のみを行う際の費用相場:10万円〜

トイレの床や壁には手を加えず、トイレのみを交換する工事は10万円〜で実施可能です。

このコストの中には、新しく設置するトイレの価格も含まれています。

そのため、選択するトイレのスペック次第でコストが大きく変わるでしょう。

一般的に、多機能なトイレはシンプルな機能のトイレよりも高額です。

また、トイレ本体の交換のみの工事は、2時間程度で終わるケースが多いです。

トイレの床や壁もリフォームする際の費用相場:15万円〜

トイレの交換と一緒にトイレの中の床や壁もリフォームする場合には、追加で5万円〜、合わせて15万円〜の費用がかかります。

この工事費用には材料費も含まれることから、選択する壁材・床材によって相場が変わります。

トイレ全体の工事になりますが、多くの場合は1日程度で全ての工事を完了できます。

トイレ本体と一緒に床や壁も一新すれば、トイレ空間の印象をこれまでとは違ったものにできるでしょう。

トイレのリフォームに使える可能性がある補助金・助成金

トイレのリフォームには、国や自治体から提供される補助金や助成金が活用できる可能性があります。

補助金・助成金の情報はお住まいの場所とタイミングによって異なるため、トイレのリフォームを決めた時に地方自治体に問い合わせてみると良いでしょう。

補助金・助成金の対象になるケースが多いリフォームの種類は、バリアフリー化や節水効果がある設備の導入です。

また、家族の介護を理由としてトイレを改修する場合には、介護保険が適用になる可能性があります。

このような制度を活用して、トイレのリフォームにかかる費用の負担を軽減しましょう。

トイレ交換リフォームを依頼する業者選びで失敗しないためのコツ

トイレ交換のリフォームを依頼する業者選びで失敗をしてしまうと、期待通りの仕上がりにならない恐れがあります。

ここでは、トイレ交換リフォームを依頼する業者選びのコツをまとめました。

見積書の内容をしっかり確認する

見積書を受け取った後は、総額や金額が相場内であるかを確認するだけでなく、工事の内訳を把握できるかという点もチェックしてください。

不明点があれば、直接業者に問い合わせてみましょう。

また、先ほどもお伝えしたように、追加請求の可能性や条件についても明らかにしておくべきです。

最低でも3社から相見積もりをとる

トイレ交換リフォームを検討している方は、最低でも3社の業者から相見積もりをとり、金額のみでなく内容や提案力も比較検討してください。

見積もりを受け取るまでの、担当者の対応や印象も比較材料になります。

住宅はトイレ以外も適切なタイミングでメンテナンスが必要です。信頼できる業者を見つければ、今後のリフォーム計画が立てやすくなるでしょう。

現地調査をしてくれる業者を選ぶ

事前に現地調査をせずに見積書を作成すると、追加工事が発生する可能性が上がります。

良心的な業者は見積書作成前に現地調査をして、トイレの室内の寸法・旧排水管と電源の位置・床下などの痛みがないかをチェックするものです。

このような理由から、現地調査をしない業者の見積もりは、仮のものだと考えた方が良いでしょう。

先に具体的な予算を提示する

トイレ交換を依頼する業者と話し合いをする際には、事前に想定している予算を明らかにしてください。

すでに予算が明示されているのに予算オーバーな提案をしてくる業者は避けた方が良いでしょう。

もちろん、提示する予算はトイレ交換に必要な費用の相場以上であるべきです。

希望する工事のスケジュールを決めておく

トイレ交換リフォームを完了させたい時期が決まっている場合や、すでに自宅のトイレが壊れてしまっている場合には、早急に工事のスケジュールを決定する必要があります。

しかし、直近の工事の対応ができない業者も存在するでしょう。

事前にスケジュールを明確化し、対応可能な業者から依頼先を決めましょう。

一括見積もりサイトを活用すると効率が上がる

より効率良くトイレ交換リフォームの依頼先を絞り込みたいという方は、リフォーム工事の一括見積もりサイトを活用すると良いです。

一括見積もりサイトでは、一度の申し込みで複数の業者からの見積もりを受け取れるのです。

また、同時に実際の利用者の口コミが確認できるサービスも多いです。

自分で業者を探し出す時間がないという方は、このようなサイトを活用すると良いでしょう。少ない時間で、複数の業者からの相見積もりを手に入れられます。

一括見積もりサイトを活用すると効率が上がる

まとめ

トイレを交換するリフォーム工事は、ハウスメーカー・工務店・リフォーム会社・家電量販店・ホームセンター・水道修理業者などさまざまな業者に依頼できます。

しかし、それぞれの業者には特徴があり、メリットとデメリットの両方が存在することを知っておきましょう。

この記事で紹介したトイレ交換リフォームを依頼する業者を選ぶポイントを参考に、安心して工事を任せられる業者を見つけてましょう。

また、相場よりも安過ぎる費用でトイレ交換を請け負う業者に工事を依頼するデメリットも知っておくことも大切です。

この記事の監修者

記事の監修者

玉置容子

株式会社ヤマヒサにて25年以上にわたり勤務する中で、新築注文住宅のインテリアコーディネーターとして長く従事し(500棟以上)、その後のリノベーションのプランニングやリフォーム提案営業などの様々な経験をを活かし、現在はマーケティングを担う部門にて、戸建並びにマンションのリフォーム・リノベーションなどのウェブプロモーションを担当しています。
【保有資格】
2級建築士 インテリアコーディネーター 色彩検定2級