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洗面室収納リフォーム成功のコツ!失敗しないためのポイント

洗面室収納リフォーム成功のコツ

洗面室のリフォームを考えるとき、多くの方が「もっと使いやすい収納にしたい」「収納を増やしたい」と感じています。

収納力をアップさせることが目的ですが、計画段階で少し工夫が足りないと、後で使いづらいと感じることがあります。

この記事では、洗面室の収納リフォームでよくある失敗例をご紹介し、そんな失敗を避けるためのポイントをわかりやすく解説します。

使いやすく、快適な収納作りを目指して、リフォーム計画を進めるための参考にしていただければと思います。

失敗しがちな洗面室収納リフォームの問題

洗面室の収納リフォームには、よくある失敗がいくつかあり、これらの問題を避けるためには、事前にしっかりと計画を立てることが重要です。

以下では、よく見られる失敗とその対策について詳しくご紹介します。

収納力を重視しすぎて、よく使うアイテムが取り出しにくくなる

洗面室のリフォームで収納力をアップしたい気持ちはよく分かりますが、収納量にこだわりすぎると、かえって使いにくくなることがあります。

例えば、毎日使うタオルや化粧品を奥の方にしまってしまうと、朝の忙しい時間に取り出すのが面倒に感じたり、ストレスが溜まったりします。

収納は単に物を詰め込むのではなく、使いやすさを重視した配置が大切です。

よく使うものは手に届きやすい場所に、頻繁に使わないものは奥に収納するなど、動線を考えた工夫が必要です。

湿気対策を考慮せず、カビや汚れが発生してしまう

洗面室は湿気がこもりやすい場所なので、湿気対策をしっかり考えないと、気づいたときにはカビや汚れが発生していることがあります。

特に、木製の棚や収納は湿気を吸ってしまい、長い間使うと傷んでしまうこともあるため、湿気に強い素材を選んだり、通気性をよくするために収納の配置を工夫したりすることが大切です。

また、こまめに換気を行うことも、カビや汚れを防ぐために効果的で、湿気対策をしっかりすることで、洗面室をきれいな状態で長く保つことができます。

収納量ばかりにこだわり、スペース効率や動線を考えない

収納を増やすことに気を取られがちですが、スペースの使い方や動線もとても大切です。

収納を増やしすぎて、必要なものを取り出しにくい場所に置いてしまうと、毎日の使い勝手が悪くなります。

収納量だけでなく、家族全員が使いやすいように、動きやすさも意識して配置を工夫すると、より快適で使いやすい洗面室が実現できます。

家族が使いやすい洗面室

フォーム前に確認しておくべき3つのポイント

必要な収納するモノの量を確認

まず、どれくらいの収納が必要なのかを考えましょう。

家族全員が使うアイテムをリストアップして、実際にどれくらいの量があるのかを把握することが大切です。

例えば、タオルや洗剤、ヘアケアアイテムなど、毎日使うものはどれくらいあるのか、使う頻度に応じて収納スペースを決めましょう。

収納を増やしすぎる必要はなく、家族の生活スタイルに合わせたちょうどよいスペースを確保することが、快適な洗面室を作るポイントです。

洗面室の寸法や構造の把握

洗面室の広さやレイアウトを事前にしっかり確認しておきましょう。

洗面台やシャワールームとの距離、壁の位置、配管の位置など、収納をどこに置くかをよく考えることが大切です。

配管や壁が邪魔になると、収納の設置場所が限られてしまうことがあります。

また、収納が使いやすい位置に配置できるように、開けるドアの向きや引き出しの動きにも注意を払うなど、寸法や構造を把握しておくとより効率的で便利な収納が作れます。

洗面室収納リフォームで使いやすい位置に配置

湿気対策や清掃のしやすさ

洗面室は湿気がこもりやすいため、湿気対策はとても大切です。

湿気を吸いやすい木製の棚などはカビが生えやすく、汚れもたまりやすいので、湿気に強い素材の収納を選びましょう。

また、収納の隙間や通気をよくする工夫をすると、湿気対策として効果的です。

さらに、収納の中を掃除しやすく設計し、棚の高さや配置を工夫して、掃除がしやすい空間を作ることが、長くきれいに保つコツになります。

洗面室収納リフォームのおすすめの場所と工夫

洗面室収納リフォームでおすすめの場所や工夫について、次に詳しくご紹介します。

洗面化粧台を収納力が豊富なタイプに交換

収納力を大幅に増やすためには、まず洗面化粧台自体を収納力が豊富なタイプに交換することが効果的です。

最新の洗面化粧台は、引き出しや収納棚が多く、化粧品やタオル、洗剤などをきちんと整理できるようになっています。

特に、洗面台下の収納を引き出しタイプにすることで、奥の方にあるものを取り出しやすくなり、使いやすさが向上します。

また、洗面化粧台の選び方で、収納の使い勝手が大きく変わるので、リフォームを検討する際には収納機能が充実しているものを選ぶことをおすすめします。

収納力が豊富な洗面化粧台へのリフォーム

鏡裏の収納スペース

鏡の裏に収納スペースを追加することで、洗面台の周りがすっきり片付き、洗面室全体が整然とした印象になります。

毎日使う歯ブラシや洗顔料などをここに収納すれば、手を伸ばすだけで取り出せて便利ですし、忙しい朝でも素早く準備ができるので、時間を有効に使えるでしょう。

また、鏡裏に収納を増やすことで、見ための散らかりを防げて清潔感を保てるのも嬉しいポイントです。

三面鏡の洗面化粧台へのリフォーム

洗面化粧台 サイドの空間

洗面台の横のちょっとした空間も、収納を増やすのに適した場所です。

サイドにスリムな棚やフックを設置すれば、タオルやスキンケア用品など、日常的に使うアイテムを手軽に取り出せるようになります。

控えめなスペースでも、しっかり手が届く位置にあるため、使い勝手が良くなります。

サイドの空間を活用することで、洗面室全体がすっきりとした見た目にまとまり、収納力もさらに高まります。

壁面のデッドスペース

見落としがちな壁面も、収納を増やすのにぴったりの場所です。

特に、洗面台の上やトイレタンクの上といった壁面の空きスペースには、棚や収納ボックスを取り付けると収納力がアップします。

日常的には使わない予備のタオルや洗剤のストック、掃除用具など、少し高い場所に置いても問題のないアイテムを整理できます。

壁面を活用することで床スペースも確保でき、洗面室がより広く使いやすい空間になります。

壁面のデッドスペースを使用した洗面室収納リフォーム

頭上空間の活用

洗面室の頭上空間も、収納を増やすには最適なスペースです。

棚板やキャビネットを設置することで、季節用品や予備のタオルなどを整理できます。

また、アイアンバーやランドリーバーを設けることで、洗濯物を一時的に掛けられるようになり、洗面室の利便性がさらに向上します。

ランドリーパイプを取り付けた洗面室

床下収納の活用

洗面室の床下にも収納スペースを作ることで、使用頻度の低いアイテムを収納することができます。

掃除道具や予備のタオル、洗剤などを床下に収納することで、視覚的にすっきりとした空間を保ちながら、物の整理がしやすくなります。

床下収納は、掃除がしにくい部分でもあるため、頻繁に使わないものを収納するのに最適な場所です。

床下収納を設けることで、洗面室の有効活用が一段と進みます。

洗面室に床下収納庫を取付け

間取り変更リフォーム

洗面室の広さや使い勝手を向上させるために、間取り変更リフォームで、洗面室の拡張やランドリールームを新たに増設する方法があります。

洗面室を広げることで収納が増え、動きやすさも向上し、ランドリールームを増設すれば、洗濯物を干す場所ができ、洗面室がさらに快適になります。

また、家事の動線が整理されることで、洗濯から収納までの流れがスムーズになり、家事の負担が軽減されるなど、毎日の作業が効率的になります。

一方、リフォームの工事費用が高くなることや、工期が長くなること、間取りを変更することで、隣の部屋が狭くなったり、使い勝手が悪くなる可能性もあるため、事前に十分な確認が必要です。

リフォームを進める際は、増設するためのスペースが確保できるか、隣室に影響が出ないかをよく考えることが重要です。

間取り変更で洗面室を拡張リフォーム

洗面室収納リフォームをする場合の注意点

洗面室収納リフォームを行う際の注意点について、次に詳しくご説明します。

湿気対策を考えた通気性の確保

洗面室は湿気がこもりやすいため、収納を増やす際には通気性にも気を配りましょう。

収納スペースに少し隙間を作ったり、通気性が良いメッシュタイプの収納グッズを選ぶと、湿気がたまりにくくなり、カビや嫌な臭いを防ぐ効果が期待できます。

また、日々の換気をしっかり行うことで湿気対策が強化され、清潔で快適な空間を維持できます。

出し入れしやすい位置や高さに配慮

収納を増やす際は、取り出しやすい配置にすることが重要です。

収納する場所や高さは、日常の動線や家族の身長を考慮して決めると、さらに使いやすい空間になります。

よく使うアイテムは手が届きやすい位置に、使用頻度が低いものは上の方や奥に収納するなど、収納するものに合わせて工夫するとよいでしょう。

出し入れがしやすい洗面室の引出し収納

見せる収納と見せない収納の使い分け

洗面室の収納を効率的に活用するためには、「見せる収納」と「見せない収納」を上手に使い分けることが大切です。

例えば、よく使うタオルやスキンケア用品など、デザイン性が高く見せることでおしゃれ感を出したいアイテムは、オープン棚に配置しておしゃれなディスプレイとして楽しむのも一つの方法です。

一方、洗剤や掃除道具など、見ためを気にせず収納したいアイテムは、クローズタイプの棚や引き出しに収納すると、すっきりと隠せて美しい洗面室が保てます。

このように、用途やアイテムに応じて収納方法を使い分けることで、収納力だけでなく見た目の美しさも両立させることができます。

洗面室に見せる収納棚を取付け

カラコルのリフォーム実例

カラコルでは、長年の経験を活かして、多くのお客様の洗面室リフォームを手掛けてきました。

実際のリフォーム事例で、どのようにビフォー・アフターで変化したのかをご覧いただきます。

Y様邸 洗面化粧台リフォーム

Before(リフォーム前)

リフォーム前は、モノがまる見えの一面鏡の洗面化粧台でした。

施工事例 洗面室リフォーム前before

After(リフォーム後)

洗面化粧台の幅が広がり、鏡部分は裏側にたっぷり収納スペースがある三面鏡、化粧台は中の物が出し入れしやすい引出しタイプになりました。

カラコルでは、こうした実例をもとに、皆様の理想に沿った洗面室づくりをご提案いたします。

施工事例 洗面室リフォーム後after

まとめ

洗面室の収納リフォームは、毎日の生活を快適にするための重要なポイントです。

収納スペースをしっかり確保することで、タオルや化粧品、洗剤などをスッキリ整理でき、使いやすさが格段に向上します。

また、湿気がこもりやすい洗面室では、湿気に強い素材を選ぶことや、通気性を確保する工夫が大切です。

さらに、収納の配置を工夫することで家事の動線がスムーズになり、洗面室がより快適に使えるようになるポイントについてもご紹介しました。。

カラコルでは、お客様のライフスタイルに合わせたリフォームを提案し、収納や湿気対策などの細かい部分もサポートしていますので、洗面室の収納リフォームについても、是非お気軽にご相談ください。

この記事の監修者

記事の監修者

玉置容子

株式会社ヤマヒサにて25年以上にわたり勤務する中で、新築注文住宅のインテリアコーディネーターとして長く従事し(500棟以上)、その後のリノベーションのプランニングやリフォーム提案営業などの様々な経験をを活かし、現在はマーケティングを担う部門にて、戸建並びにマンションのリフォーム・リノベーションなどのウェブプロモーションを担当しています。
【保有資格】
2級建築士 インテリアコーディネーター 色彩検定2級