浴室のリフォームは不満や不具合を解消できるだけでなく、さまざまなメリットが期待できます。
本記事では、浴室リフォームのメリットについて詳しく解説します。
浴室リフォームによって期待できるようになるさまざまなメリットに加え、リフォームする上で知っておきたい浴室の種類や注意点などについても紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
浴室リフォームの7つのメリット
浴室リフォームによって期待できるようになる主なメリットとしては、以下の7つが挙げられます。
- 不満や不具合を解消できる
- 浴室の見た目を整えられる
- より快適に過ごせるようになる
- 浴室の断熱性が向上する
- 光熱費を削減できる
- メンテナンスしやすくなる
- 建物への影響を軽減できる
不満や不具合を解消できる
既存の浴室に何かしらの不満を感じていたり、水漏れなどの不具合が発生していたりする場合、浴室リフォームによってそれらの問題を解消できます。
例えば、浴槽が狭いと感じているのであれば、サイズの大きな浴槽への交換によって足を伸ばしながら浴槽につかれるようになります。
また、浴室が寒いと感じる場合は、断熱リフォームによって断熱性能を向上させることも可能です。
浴室の見た目を整えられる
浴室に用いられている浴槽や床材、壁材などの設備は消耗品なので、使っているうちにどんどん劣化していきます。
実際、劣化によって浴室の見た目が悪くなってしまっていたり、「汚い」「古臭い」と感じている方もいるかもしれません。
浴室をリフォームすれば、それらの問題を解消して浴室の見た目をきれいに整えることもできます。
より快適に過ごせるようになる
浴室の設備には高性能や高機能なものもありますが、それらを導入することでバスタイムをより快適に過ごせるようになります。
例えば、冷えを感じやすい在来工法の浴室をユニットバスに変更することで寒さが軽減されますし、追い焚き機能の備わっている浴槽にすれば、いつでも温かいお湯につかることができます。
また、ジェットバスや浴室テレビ、サウンドシステムなどの導入によって、浴室をよりリラックスできる空間にすることも可能です。
浴室の断熱性が向上する
在来工法の浴室をユニットバスに交換したり、窓にインナーサッシを取り付けると、浴室の断熱性能が向上し、より快適に過ごせるようになります。
これらの断熱工事は、浴室リフォームの中でもとくに人気の高い工事の一つです。
ヒートショックによって亡くなる方が増えてきていますが、浴室の断熱リフォームはヒートショック対策としても効果的です。
光熱費を削減できる
浴室リフォームでは、古くなった設備を性能の高い新しい設備に交換することもできますが、それによって期待できるようになるのが光熱費の削減です。
例えば、高断熱の浴槽はお湯が冷めづらくなるので追い焚きの回数を減らせますし、節水性能の高いシャワーの導入によって水道代を節約することもできます。
日々の光熱費が高いと感じているお宅にとっては、非常に魅力的なメリットだと言えるでしょう。
メンテナンスしやすくなる
ユニットバスは掃除のしやすい浴室なので、在来工法の浴室をユニットバスに変更すれば、浴室のメンテナンスが格段にしやすくなります。
在来工法の浴室は、どうしてもタイルに汚れがたまりやすく、カビも発生しがちです。
タイルの目地が掃除しづらいというデメリットもあります。
一方ユニットバスは、カビや汚れに強く、FRP(繊維強化プラスチック)などメンテナンスのしやすい素材で作られているので掃除にも手間がかかりません。
タイルのように細かな目地があるわけではないので、掃除がしやすいというメリットもあります。
また、浴室乾燥機の導入によってカビが発生しづらい環境を整えることも可能です。
建物への影響を軽減できる
浴室の代表的な不具合としては「水漏れ」があげられますが、水漏れは浴室だけでなく建物全体に影響を与えることがあります。
例えば、壁の内部の配管から水漏れが発生していると、内部に水が侵入して基礎部分を劣化させる可能性があります。
また、経年劣化などによって浴室の防水性能が低下している場合も同様です。
浴室リフォームでは、不具合のある箇所の修繕によって水漏れを防ぎ、建物に影響が出ないようにすることができます。
リフォームの前に知っておきたい浴室の種類
浴室をリフォームする上で把握しておきたいのが、「浴室の種類」についてで、以下の3つの種類があります。
浴室の種類 | 特徴 | 価格 | 工期 |
---|---|---|---|
ユニットバス | 工場で各パーツを製造し、現地で組み立てて構築するタイプの浴室 | 安い | 短い |
在来工法 | 床や壁に防水処理を施し、モルタルやタイルで仕上がるタイプの浴室 | 高い | 長い |
ハーフユニットバス | 浴室の下半分がユニットバス、上半分が在来工法で構成される浴室 | 高い | 長い |
浴室の種類によって特徴が異なるため、それらを把握した上でどの浴室にリフォームするか考える必要があります。
ユニットバス
現在最も導入されるケースが多く、スタンダードな浴室と言えるのがユニットバスです。
ユニットバスは、工場で製造したパーツを現地で組み立てて構成するタイプの浴室です。
製造されたパーツを使用するためサイズが決まっているなど柔軟性は劣りますが、価格が安く、工事に手間がかからないというメリットがあります。
また、機能性が高いのもユニットバスの特徴の一つです。
隙間が少ないので水漏れの心配がほとんどありませんし、断熱性も高めです。
在来工法のように目地があるわけではないので、カビなどの汚れが発生しづらく、素材の性質上メンテナンスしやすいというメリットもあります。
在来工法
在来工法の浴室は、オーダーメイド型の浴室です。
ユニットバスが工場で製造した各パーツを組み上げて構成するタイプの浴室であるのに対し、在来工法では、土台となる鉄筋コンクリートの上に柱や梁でスペースを作って防水加工を施し、タイルで仕上げていきます。
昔ながらの工法で、古い住宅の浴室に採用されていることが多くなっています。
オーダーメイド型で、浴室となるスペースの大きさや形にとらわれず自由に施工できるのが在来工法のメリットです。
一方、土台作りからタイルでの仕上げまで現場で行うため工期は長めです。
工期が長く手間もかかるため、ユニットバスよりも価格が高いというデメリットもあります。
ハーフユニットバス
ハーフユニットバスは、ユニットバスと在来工法の両方を取り入れた浴室です。
床など浴室の下半分部分にはユニットバスを採用し、壁や天井などの上半分を在来工法で仕上げるタイプの浴室となっています。
下半分にユニットバスを採用しているので、防水性が高く、メンテナンスがしやすいというメリットがあります。
一方、ユニットバスほどメジャーな浴室ではないため、対応できる業者が少ないというデメリットがあります。
製品を製造しているメーカー自体も少ないので、ユニットバス部分の選択肢はそれほど多くないと考えておきましょう。
浴槽の素材の種類も重要
浴室をリフォームするのであれば、浴槽の素材の種類と特徴についても把握しておきましょう。
現在、さまざまな素材の浴室が発売されており、素材によって特徴が大きく異なります。
浴槽に用いられる主な素材と、それぞれの素材の特徴については以下の通りです。
浴槽の素材の種類 | 特徴 |
---|---|
FRP(繊維強化プラスチック) | 色デザインが豊富なプラスチック素材の浴槽 ユニットバスの浴槽として広く普及している 軽量ながら耐久性が高く、価格も安い |
人造大理 | 色デザインが豊富で、温かみのある質感の浴槽 加工性、耐久性、保温性に優れる 表面が滑らかで汚れがつきにくく手入れがしやすい FRPより価格は高い |
ホーロー | 金属の表面にガラスの釉薬を焼きつけて製造する浴槽 保湿性が高く、メンテナンスもしやすい 補修できないため、劣化したときは買い替える必要がある |
ステンレス | 錆びにくく、耐久性が高い 細かな傷や水垢が目立ちやすい デザインバリエーションが少ない |
タイル | 大衆浴場などでよく見られるタイプの浴槽劣化したときに部分補修しやすい ひび割れから水漏れしやすく、住宅の浴槽には不向き |
木 | 旅館などに用いられる高級感のある素材 木特有の香りを楽しめるというメリットがあるものの、メンテナンスなど取り扱いが難しい点には注意が必要 |
定番は、FRP(繊維強化プラスチック)の浴槽ですが、こだわるのであればその他の浴槽を導入してみるのもおすすめです。
それぞれの素材にはメリットだけでなくデメリットもあるので、導入する浴槽を決める際はデメリットにも注目しながら選ぶようにしましょう。
浴室リフォームの注意点
実際に浴室をリフォームする場合、以下の3点に注意が必要です。
- リフォームによって浴室が狭くなることがある
- 追い焚き機能を追加できないことがある
- 浴室の場所を変更できないことがある
後悔や失敗をしないためにも、これらの注意点をしっかりと把握した上でリフォームを進めましょう。
リフォームによって浴室が狭くなることがある
在来工法の浴室をユニットバスに変更する場合、既存の浴室の内側にユニットバスを設置することになるため、どうしても浴室が狭くなってしまいます。
既存の浴室が狭いと感じている場合は、より狭くなる可能性があるので注意が必要です。
ただ、在来工法からユニットバスへのリフォームでは浴槽のサイズが大きくなることも多く、「逆に広くなったように感じる」というケースも少なくありませんし、戸建てだと浴室のサイズを拡張できる場合もあります。
追い焚き機能を追加できないことがある
いつでも温かいお湯につかれる機能として人気の高い追い焚き機能ですが、追い焚き機能を追加するのが難しいケースもあるため注意しなくてはいけません。
浴槽に追い焚き機能をプラスする場合、機能の性質上、専用の新しい配管を設置しなくてはいけません。
この際、壁に穴を開ける工事が必要になりますが、マンションだと壁に穴を開けるのが難しいケースも多く、対応できないことがあります。
壁に穴を開ける工事の可否についてはマンションの管理会社の判断によるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
浴室の場所を変更できないことがある
浴室のリフォームを検討している方の中には、浴室の場所を変更したいと考えている方もいるかと思います。
ただ、浴室の場所の変更は、配管の位置の変更をともなう非常に大掛かりな工事です。
適切に排水するには勾配をつけて配管を設置する必要があるため、特にマンションでは十分に勾配を確保するのが難しいなどの理由で場所を変更できないケースもあります。
マンションは浴室など水まわり設備の位置が固定されていることも多いので、場所の変更を検討している方は、事前に対応可能かどうか確認しておくようにしましょう。
まとめ
浴室リフォームによるメリットはさまざまですが、いずれも魅力的で快適なもの嬉しいメリットばかりです。
ただし、浴室リフォームには注意しなければならないポイントもいくつかあります。
リフォームを成功させて魅力的な浴室に生まれ変わらせるためには、注意点を意識しながら最適な方法でリフォームすることがとても重要になるので、浴室リフォームの実績が豊富なリフォーム業者に相談しながら対応を進めるようにしましょう。